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現場での失敗(台風対策)

 

 

台風が近づいています。

 

一般のご家庭では、台風が来るから、物干しや植木などの外の物を片付けたり、非常食などを買ったりとしていると思いますが、我々工事をする者としては、家の事は二の次で、まず考える事は・・・

 

現場のことですよね。

 

今回は、その台風での失敗談をお話しします。

 

 

工務店時代に一番憂鬱だったこと

 

親会社が総合建設業だったので、町から災害の委託契約を結んでいました。

ですから台風や大雪で災害があったら、真っ先に災害現場にかけつけます。私が子どもの頃は台風などの災害が起こりそうな時は、会社で社員が寝泊まりしていて、母親が夜食を作って社員の皆さんに食べてもらっていた光景を、今でもはっきりと覚えています。

 

 

会社に入った当時は、台風で倒れた木を片付けにいったり、雪かきを率先してやっていました。こうして台風などの災害をもたらすことに免疫があった私でも、工務店を運営していた当時は、台風が来る3,4日前から憂鬱で不安な毎日を過ごしていました。

 

やってしまった失敗(垂れ幕と養生シート)

 

わが社の住宅現場には、シンプルな垂れ幕を1枚貼っていました。工事看板もなるべくシンプルな物にしていました。その理由はあとでお話をしますが、仮設に貼るために一番初めに作った垂れ幕は、風を通さない物を使っていました。。

 

ある時、台風で垂れ幕と養生シートを貼りっぱなしにしておいたら、仮設全体が風で動いてしまって、建物に傷をつけてしまいました。また、風で工事看板が飛んで行ってしまったこともありました。

(テレビでよく見る、仮説がバラバラになったり、壊れて崩れてしまうほどではなかったのが幸いでした。)

 

それ以来、垂れ幕もメッシュタイプに変えました。

 

 

 

 

やってしまった失敗(ゴミ箱)

 

ゴミ箱の上にシートをかぶせていますが、真ん中に穴がなかったために、大雨でシートに水がたまり下にめり込んだ勢いで止めてあったゴムが外れてしまい、シートが取れてしまいました。その結果、中に入れてあったゴミが飛散してしまいうという失態もありました。

 

 

 

台風前にやっていたこと

 

それ以降、台風前には、現場監督に以下の事をしてもらっていました。

 

・ 養生シートをたたみ、しっかりと紐でしばる。

・ 垂れ幕、現場表示看板を外す。

・ フェンスや仮設が壊れないようにチェック

・ ゴミ箱の上のシートをしっかりと止める。

(シート中央の穴の確認。中のゴミも飛ばされないようにチェック。)

・ 建材が外に出してある場合は、しっかりとブルーシートで固定する。

・ 現場内にゴミや残材などが落ちていないかを見回る。

 

もちろん、台風後の現場チェックも大切です。現場を管理する以上、当たり前の事ですが、これを台風が来る度にやっているのは、結構大変です。

 

特に養生シートは、台風が過ぎ去った後に基に戻すのにも時間がかかります。

 

あまり大きな声では言えませんが、わが社では養生シートをいつも紐で仮設に縛り付けている方が多かったです。

これでは養生シートの意味がないので、徹底させようとしましたが、

 

 

「業者が作業の邪魔なのではずしてしまう。」とか「全部をまわりきれないので、仮設業者に有料で頼んでも良いか?」などと言われてしまい、お恥ずかしい話ですが、中々徹底できませんでした。

 

余談、続けられなかったこととやらなかったこと

 

住宅事業を始めた当初は、建ててもらったお客様に、台風の後にお家は大丈夫かどうかの確認の電話をするようにしていました。

 

お客様には結構好評だったのですが、引き渡しの物件が増えていく内に、続ける事ができなくなりました。今考えれば、これをずっと徹底していたらもっと紹介が増えたかもしれません。

 

あと。販促でよく、

 

「現場は会社の顔だから、どんどん宣伝をするべき」という考えから、色々なタペストリーや派手な工事看板を飾っている工務店がいますよね。

 

私も一時、現場を広告宣伝に使おうと、社長の全身写真の垂れ幕や商品の写真が入った工事看板やその他現場での販促を色々と考えていました。

 

しかし、マーケティングトルネードの佐藤先生に相談をしたところ、佐藤先生曰く、

「現場での広告宣伝は、家づくりをしているお客様にダイレクトに訴える内容(行動させる内容)が中々難しい。」とのことで私の案はすべて却下されました。

 

ですから、私の会社では、最低限の認知してもらうために、会社ロゴと社名だけを載せたシンプルな物になりました。

 

 

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