商品化に欠かせないもの(施工ルール)
2019年04月26日
「木造住宅なんて、大工に任せておけばなんとかなる!」
「現場監督の仕事は、材料や職人を発注する手配屋や!」
こんな風に考えている住宅会社の社長がいます。
あなたの会社では、業者任せになっていませんか?
大手ハウスメーカーでは、細かい施工基準書と検査要項リストが作られています。
これを元に協力業者が業務を行います。現場監督は、これらをちゃんとやっているかの
検査を行います。そして、定期的に業者を集めて、勉強会を開きます。
中小工務店にとって、これが正しいやり方とは思いませんが、少なくとも工務店側の
しっかりとしたイニシアティブが必要です。
住宅の商品化をする際には、施工ルールを決めます。
施工ルールを決めると、品質や安全管理ができるだけでなく、協定単価を決める際にも生きていきます。もちろん、業者や社員教育にも使えます。
施工手順を一つ一つまとめる。から納まりまでこまかく図面化したり、など施工ルールの決め方も様々です。たとえば、石膏ボードの貼り方でもビスやボードの指定からピッチまで決めるところだけでなく、ボードの貼り方や様々な場所での納め方まで一つ一つ特記事項をつけて図面化したり、とルールの決め方は様々ですね。
中小工務店は、あまり細かくやらない方が良い場合が多いです。なぜなら机上論や形式的になってしまいがちだからです。
「施工をする上で、これだけは守って欲しい。」
こうした工務店の願いをリストや図面化をします。そして、これを業者に説明し、しっかりとできているかを確認していきます。ここでのポイントは、最小限にしてまず初めて見る。
そして、一番大切な事は・・・、
続ける事・・・。です。
そして、更に付け加えていく事。
です。
なんでも継続は力なりですね。