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住宅の商品化に欠かせないもの(標準図面と標準仕様)

前回のお話の住宅の商品化で欠かせないものとして、商品コンセプトの話をしました。

 

おさらいで、住宅を商品化することで、一番大切な事こと、それは、

 

「その住宅商品がどんな家で、いくらなのか?」

とお客様にわかるようにすること。です。

 

そして、初めに決める事に、「商品コンセプト」「標準図面」「標準仕様」があると申しました。

 

次に「標準図面」

 

「標準図面はどんな形でもよいのか?」

 

基本的には、以下の事を外さないことが必要です。それは、

 

住宅商品のコンセプトを崩さない程度に・・・、

□ 理想の顧客が選びそう(建てそう)な大きさ

□ できるだけシンプルな間取り

 

ここでもっとも大切なのは、「商品コンセプトを崩さない」です。

コンセプトをデザイン住宅としながら、普通の外観の家を標準図面にしていては、「ウソ」になってしまいます。

 

やっぱり、私たちもお客様に標準仕様の値段の説明をする時に、お客様から「高い!!」と思われたくはありません。そして、お客様もその住宅商品が他と比べて、品質に見合った程度にお得か?を判断していくので、最初の価格提示は大切です。(もちろん、その時の言い方の工夫で、何とでもなるのですが、それは後々お話をします。)

 

とはいえ、先ほど申したようにコンセプトに合わないのでは問題外ですし、実際にお客様との家づくりでの値段に大幅に差額があれば、やはり「ウソ」になってしまいますし、せっかく商談までこぎつけたのに、受注に至らないというケースも増えてしまいます。

 

そうならないためにも、なるべくこの住宅商品を選ぶ理想の顧客(ペルソナ設定で特定した)がつくる家の大きさをベースにつくるべきだと思います。ただし、シンプルにするべきだとお思います。

 

最後に「標準仕様」

 

ここでもコンセプトに合った仕様を標準仕様にするのは、言うまでもありません。そして、設備も各設備メーカーでプレゼンしてもらえるように、ある程度のグレードと仕様の統一をしていきます。もちろん、標準図面に納まるようにします。

 

設備はどの程度まですればよいか?

 

確かに各メーカー色々なグレードや付加価値があるので、どこまで入れるか悩むところです。

私がやっていたのは、ここでも住宅商品を選ぶ理想の顧客が、この設備をみて、「いいね!」と判断してもらえるかを基準にしていました。

 

この標準図面をどこまで作り込むかは、それぞれの工務店によって変わりますが、少なくとも、平・立・矩計・仕様書は必要になります。

 

ただし、これだとわかりにくいために、今後お話しします「設計原則」や「施工ルール」で細かく住宅商品の規格化(平準化)をしていきます。

 

そして、この図面を使って、業者への見積依頼や金額交渉をしたり、お客様に見せるための商品の価格を提示していきます。

 

 

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