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いい家を造っても売れない理由。

「いい家を造っていれば、きっとお客様に伝わって、それが評判になって売れる。」

 

私が、住宅事業を始めた時にはそのように考えていて、宣伝なんかしなくても、「あそこは、いい家を建てるぞ!」と自然に口コミで広がっていく。このように考えていました。

 

残念ながら、この20年の間に、私と同じように考えていた腕の良い大工さん達は、どんどん仕事がなくなってしまいました。

 

大工さんの多くは、今では新築がほとんどなくなり、リフォーム専門店みたいな雑仕事を専門にしたり、

住宅メーカーの下請けとなっています。(これが悪いとは言ってはいませんが、)

 

もちろん、技術力を発揮できる寺社仏閣を専門にやっている一部の大工さんは、今でも仕事がひっきりなしに来ています。(ただ高齢化も進み、数も少なくなりました。)

 

誤解を恐れずに言うと、今の時代は、

 

「いい家を造ってくれそう。」とお客様に強く思わせた工務店が売れている。

 

というのが現状です。

 

また結局、口コミは金次第(販促費です。

 

売れている住宅会社の多くは、テレビ広告まではいかなくても、ネット広告やリクルートさんをはじめとする広告代理店に多額なお金を払い、名声をお金で買います。

 

(ひどい言い方かもしれませんが)

このお客様に思わせたモン勝ち!の世界では、いかにいい商品か?いい会社か?をアピールできるかにかかっています。

 

車や電化製品などの規格品(工業化製品)を買うように家づくりをするお客様が、大多数の世の中ではしょうがないことかもしれません。

 

 

もちろん、そこに嘘があったり、評判の悪い工事をしていけば、最終的には、長続きできないと思います。

 

ただ、いい家を造っているだけの工務店では、生きていけないのも現状です。

 

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