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昔のやり方が通用しない時代

昔は当たり前だったけど、今それをやってしまうと、下手をすれば犯罪になってしまう。

 

テレビをつければ、子どもの虐待のニュースがよく流れています。

 

虐待をした親が言うには、いつも

「しつけのつもりだった…。」

 

私自身も子ども時代は、よく親から叩かれました。

末っ子で場の空気を読むのが早く、逃げ足も速かったので、親が怒る瞬間の口癖になっていた、

「な~に~!!!!」の「な」を聞いた瞬間逃げ出していました。

 

悪いことをすれば、大声で怒鳴られて叩かれる。これが、普通でした。

 

そんな時、衝撃を受けたのが、アメリカでの留学時代に、

授業で「しつけをするために体罰は良いか?悪いか?」をディベートする時間がありました。当時の自分は過去の経験から、もちろん、体罰は「YES」と答えていました。でも、クラスの半分くらいは、「NO」をあげていて、YESという私たちに対して、「野蛮人」のように言われたことを強く覚えています。そして当時は、NOという考え方に納得できませんでした。

 

今の時代は、子育ても含めて社員への指導も「怒らない。」という前提が主流になっています。

社員を指導する時や、注意する時も同じで、怒鳴ったりするやり方は、もはや通用しません。逆に「パワハラ」と訴えられてしまう世の中になってしまいました。

 

じゃ、今の時代では、どのように社員に注意をしたらよいのか?

 

私は社員が遅刻した時とか、不注意で失敗した時とか、ミスでお客様に迷惑をかけた時に社員へどういっら、いいのかを悩みました。本も何冊も読み、セミナーにも参加しました。

 

部下の指導方法って、本当色んなやり方が巷にはあります。

コーチングやNLPだったり、逆に鬼軍曹ややくざの指導方法などどれが正解かわかりません。私自身、自分や部下にとっては、どのようなやり方が一番かを色々試しました。

 

注意をする時や指導をする時に、一番厄介なのは、その本人だけでなくまわりの社員やお客様にも影響を受けてしまう事です。

 

やさしく注意をしてしまったり、何も言わなかったら、周りの社員から「手ぬるい」とされますし、お客様の目の前で厳しく注意をしてしまうと、雰囲気が悪くなってしまいます。

 

私の会社では、ほとんどの社員が中途採用だったので、新入社員のように手取り足取り教える必要はなかったですし、社員自体に自分で考えさせて自主的に行動させることをポイントにしていました。ですから、比較的一貫を持って平等に注意と指導ができました。

 

もし社員がミスをしたりした場合、社員やお客様の前ではさらっと真顔でダメだったところを指摘します。2回以上その事が続いたら、個別で話し合いを持ちます。

 

その時の心構えとして、

・ 相手を認めてあげる(尊重してあげる)

・ 怒らないが、あいまいにはしない。

・ 非を認めさせるというよりは、非があることに気づかせる。

(悪いとはわかっていても、本人はそこまで自覚していない場合が多いので)です。

 

人によっては、これだけではなめてくる場合がありますが、その時は社員への前での注意をより厳しくする。

 

ただし、決して感情的にはならずに冷静さを保つ。そして、

「あなたのすべてを受け止めてあげるよ。」という気持ちで、「さっと厳しく」注意する。

 

この「さっと厳しく」がポイントです。ネチネチ長くやってしまうと逆効果です。

 

人を育てる。って、やっぱり難しいものですね。

 

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